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なぜ『 GRAVITY DAZE 』をプレイすべきなのか? 推薦の果て、名作ゲームの条件に関する考察

まず『 GRAVITY DAZE 』とは【 ソニー・コンピュータエンタテインメント 】から発売されている【 オープンワールド 】の【 アクションアドベンチャーゲーム 】ですが、

厳密に言えば、以下の作品群の総称である( として本記事では扱っている )ことを、あらかじめ断っておきたいと思います。

  • GRAVITY DAZE / 重力的眩暈:上層への帰還において彼女の内宇宙に生じた摂動
  • GRAVITY DAZE The Animation ~ Ouverture ~( 短編アニメーション )
  • GRAVITY DAZE 2 / 重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択( 続編 )
  • GRAVITY DAZE 2 / Alternative Side:時の箱舟 - クロウの帰結( 無料 DLC

つまり、初めに無印のゲームがあり、続編の前日譚としてアニメーションが制作され、その続編には、さらに外伝として追加ストーリーが付属している、という感じです。

もちろん、一作目をプレイするだけでも、ゲームとしては、結構、純粋に楽しめると思いますが、

続編に「 完結編 」とある通り、物語としては、最後までやって初めて、全体を理解することができます。

そういう意味では、完全に続編ありきのゲームなので、その点には注意が必要ですね。

しかし、長い時間を費やして損はない、名作中の名作であることは間違いないと思うので、本記事では、その魅力について解説していきます。

初めは、なんと言っても、その独特なゲーム性から説明する必要があるでしょう。

実は、本作の主人公は「 重力を操る能力 」を持っていて、それにより「 空に落ちる 」ことで、空中を自在に移動したり、また、物を運んだり、加速して攻撃を繰り出したり、といったことができるのですが、

なかなか類を見ない操作感で、エフェクトも爽快で、それだけでも、かなり楽しめますし、プレイしてみる価値があります。

そのアクションに慣れた頃には、まるで、自分が【 ヒーローもの 】の【 アクション映画 】の主人公になったかのような感覚を味わえるかもしれませんね。

ただし、このゲームのすごいところは、そんなゲーム性だけが魅力の作品ではなく、

むしろ、こんなに目立った特徴でありながら、それは、この『 GRAVITY DAZE 』という物語を演出する、一つの要素に過ぎないということです。

本作の「 物語としての魅力 」については、最後に語るとして、その他に、このゲームを名作たらしめている主な要素を三つ、挙げておきましょう。

  • アクションゲーム性
  • コミック調の美麗なグラフィック
  • 気の利いた BGM

一つ目については、前述した通りですが、二つ目、三つ目も含めて、本当に一言でいえば「 お洒落 」という言葉に尽きます。

プレイしてみればすぐに分かりますが「 こんなに “ 洒落た ” ゲームが未だかつてあっただろうか? 」というくらい、グラフィックもサウンドも洗練されており、

見て、聞いて、動かして、全身でその世界観に浸ることができるからこそ、自分でゲームをプレイすることでしか得られない感動というものがあるわけです。

では、そんな、何から何までクオリティの高すぎる演出で繰り広げられる物語とは、一体どのようなものなのか、満を辞して、ネタバレなしで紹介していきましょう。

素直に好感が持てたり、どこか憎めなかったりする、個性的な登場人物や、考察しがいのある、不思議な舞台設定、

そして、興奮せざるを得ない熱い展開と、スカッとしたり、ちょっと切なかったりする幕切れ、どれをとっても優れているのは前提として、

これは、一見、子供から大人まで誰でも楽しめる【 王道ファンタジー 】で、実際、その通りでもあるのですが、

そういう類の多くの作品が「 大人でも楽しめるのは、童心に返って楽しむから 」であるのに対し、本作の物語には、必ずしもそれだけではないと思える「 深さ 」があります。

上述した「 演出 」のなせる技でもあると思いますが、純粋に物語として見た場合にも、

例えば、メインミッションだけをプレイしたのでは理解しにくい事象に関しては、サイドミッションなどに散りばめられたヒントによって、それとなく補完されていたり、

特別なキャラクター達による特殊なものの捉え方や考え方、ちょっとした皮肉や点在するパロディー、数々の粋な演出など、

すでに様々な作品に触れ、人生経験を経た大人だからこそ、理解し感動できる要素も盛り沢山です。

また、改めて強調しておきたいのですが、個人的に特に驚いたのは、これが「 重力 」というものを利用した、単なるアクション重視のゲームではなく、実は、ストーリー重視のゲームでもあるということで、

本作の世界観や物語の展開には「 重力 」というものが必要不可欠であり、そういう意味では、この作品は間違いなく【 SF 】でもあると言えるでしょう。

つまり、ゲーム性と物語性が調和し、演出も含めて美しく一体となった、ゲームとして完璧な作品なので、迷っているなら是非、プレイしてみることをオススメします。

次の動画は、続編の前日譚を描いたアニメーションなので、一作目をプレイしていない人にとっては一部ネタバレになってしまいますが、

もし、既プレイの方で、久しぶりにまたプレイしようかと迷っている人がいたら、この記事が、その重い腰を上げる一助となれば幸いです。

おまけ

また、是非とも最初から自分でプレイしてみて欲しいとは言え、文字だけで魅力を伝えるのには限界がありますし、どんな感じのゲームなのか、まず実況動画を見て知っておきたいという人や、

自分でプレイした後に、改めて内容を振り返ったり、自分よりもやり込んでいる人のプレイを見たくなったりすることもあると思うので、

最後に、個人的に一番オススメの実況動画も共有しておきます。

https://www.nicovideo.jp/watch/sm31359005

筆者のつぶやき

本ブログでは、このように「 クリア済みゲーム 」を紹介したり、オススメの実況動画を紹介したりなど、特定のゲームやシリーズについて、

備忘録も兼ねて、感想を書いたり考察したりする記事を、少しずつ貯めていきたいと考えています。

ちょっと更新頻度は低いかもしれませんが、良かったら、Twitter も合わせて、フォローしていただければ。

文章を書くのは好きなので、実は、積みゲーを消化するモチベーションにもなるのではないかと狙っていたりして。笑