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端的に『 The Last of Us 』を( Part II まで含めて )紹介してみる【 ネタバレなし 】

先日『 The Last of Us Part II 』をクリアしたので、多少の【 ネタバレあり 】でも語りたいところなのですが、

まずは『 The Last of Us 』というゲームを、まだ「 プレイしたことのない人 」向けに、紹介しておきたいと思います。

前作『 The Last of Us 』に始まり、その前日譚に当たる、追加エピソード『 The Last of Us Left Behind ‐ 残されたもの ‐ 』も含めて、個人的に「 最も好きなゲームシリーズ 」なので、

買うかどうか迷っている人にも、ゲーム自体あまりやらないという人にも、是非、プレイしてみて欲しいというのが、この記事を書いている主な動機です。

かと言って、そもそも、かなり有名なゲームで、優良な紹介記事も溢れていると思うので、ここでは、なるべく「 端的に 」その魅力を伝える方法を模索していきましょう。

では、初めに、このゲームの「 あらすじ 」というか、世界観について。

まぁ、オフィシャルサイトなどを見れば、それで十分なのですが、それすらも( よほど気にする人にとっては )ネタバレと言えなくもないので、

www.jp.playstation.com

もっと簡単に、あえて「 語弊も込みで 」言い表すなら、大まかには、よくある「 ゾンビ映画 」のような筋書きになります。

もう少し補足すると、ずっと同じ場所というか、狭い地域の中で展開される物語というわけではなく、ある目的のために、主人公らが「 旅 」をしていくようなお話です。

ちなみに、Part II になると、その辺りの事情は微妙に違ってくるのですが、物語の構成が特殊なこともあり、ゲームをプレイする上での感触としては、そんなに印象は変わらないかもしれません。

そして、もちろん、一種の「 ホラー要素 」もありますが、どちらかというと「 人間ドラマ 」を重視しているタイプの物語と言えるでしょう。

また、当然ながら、ゲームなので、そこに「 アクション 」と言うか、TPS の要素が強く絡んでくるという感じで、

人類が滅亡の危機に瀕している中で、その驚異との戦いや、極限状態における人間同士の協力や争いが、リアルに描かれていきます。

と、これだけ聞くと、まぁ、ありきたりなストーリーですが、

その手のどんな作品よりも「 映像の美しさや、音楽なども含めた演出、登場人物のセリフの一つひとつを取ってみても、かなり優れている 」というのは、プレイした人の多くが認めているところなのではないでしょうか。

その上で、この作品が「 突出している点 」と言えば、やはり、これから説明する「 ゲーム性 」の、物語との「 相互作用 」というか「 相乗効果の高さ 」だと思います。

軽くプレイするだけでも、設定の作り込みを感じられる、ゲームとして、ここまでクオリティの高い作品は、なかなかありません。

特に面白いのは、上述したような世界観における「 サバイバル性 」です。

つまり、銃弾を含む物資は、とても貴重で、節約しなければなりませんし、体力も自動的に回復することはなく、主人公らの置かれた過酷な状況が、そのままゲーム性につながっています。

しかも、単にアイテムの数が限られているというだけでなく、そもそも完全な状態で手に入ることは稀で、

例えば「 アルコール 」と「 布きれ 」を組み合わせて「 治療キット 」を作ったりなど、素材から自分で作成する必要があるのですが、

様々な素材の組み合わせで、異なるアイテムを作成できるので、何を優先して作っておくかを考える余地があり、それが難しくも楽しい要素の一つです。

さらに、必ずしも正面から全ての敵を倒していく必要はなく、後ろから忍び寄って「 ステルスキル 」することもできますし、場合によっては戦いそのものを回避して、物資を温存したり、

難易度も調整できますし、シューティングが苦手な人は、近接武器をメインにして戦うことも可能だったりします。

そのように、プレイヤーによって、様々なスタイルでプレイしやすいのも、大きな魅力の一つと言えるでしょう。

また、敵はもちろん、主人公の同行者の動きも、なかなか上手く考えられており、プレイヤーの行動や状況に応じて、なるべく自然に変化するように作られているので、

ストーリーに従って進んでいくゲームでありながら、一つひとつの戦闘も、人によっては繰り返しプレイしたいと思えるほど、楽しめるかもしれません。

ちなみに、Part II では、キャラクターや武器の強化などを「 引き継いで 」二周目をプレイできるという、いわゆる「 強くてニューゲーム 」のようなシステムも用意されているくらいであり、

例えば、一周目では、できるだけ全ての敵を倒して進み、二週目では、回避できる戦闘は全て回避していくなど、一周目と二周目で、異なるプレイスタイルでやってみるというのも、結構、オススメです。

こうして、自分なりにプレイしていく中で、物語への没入感が高まり、マルチエンディングではないにも関わらず、きっと、物語の主人公の選択が、まさに、プレイヤーの選択にも感じられてくるのではないでしょうか。

その点、Part II に関しては、主人公に感情移入するのが、人によっては難しいと思われる部分もあったりするのですが、それについては、軽いネタバレも含みそうなので、次の記事で詳しく語りたいと思います。

本当は、もっと簡潔にしたかったのですが、これ以上は難しそうですし、紹介としては、まぁ、こんなところですかね。

改めて、個人的にも「 最もオススメするゲーム 」なので、面白いゲームがやりたい人も、素晴らしい物語を味わいたい人も、是非、プレイしてみてください。

ちなみに『 The Last of Us Remastered 』には、追加エピソードも入っているので、ともかく、これを購入すればいいと思います。

www.jp.playstation.com

このゲームをプレイしてしまえば、大きく分けて「 ゾンビもの 」に分類されるような作品については、もう、このゲームが「 最適解 」というか、

こういう風に「 ゲームとして 」描くやり方より優れた方法はないのではないかと、考えざるを得なくなるかもしれませんよ?

筆者のつぶやき

現在『 The Last of Us Part II 』の二周目をプレイ中なのですが、それが終わり次第、次の記事に取り掛かりたいと思っています。

今の段階で言えることとしては、

奥の深い作品や、特殊な構成になっている作品は、二回目でやっと意味が理解できる部分があったり、少し印象が変わったりするものですが、

このゲームも「 絶対に二週目をプレイすべき 」だと言い切れるほどの作品であることは、間違いないのではないでしょうか。

一周目のエンディングはもちろん、二週目のプロローグでも、同じくらいの感動がありましたし、

前述したように、軽くプレイしただけでは、人によって登場人物への感情移入が難しいかもしれないので、ちゃんと理解する上でも、二周目のプレイは必須と言えるかもしれません。